より高度で深い介護知識を要するホームヘルパー1級

ホームヘルパー1級を取得するために必要な要件は、ホームヘルパー2級として1年以上（180時間）の介護実務経験を有することとなっています。
それでは、ホームヘルパー1級を取得するための勉強はどのようものなのかというと、社会福祉制度、認知症高齢者の介護技術、ホームヘルプサービス運営知識、心理学的援助技術など、より高度で深い介護知識を230時間かけて学ぶこととなります。
そして、この課程を修了するとホームヘルパー1級の資格を取得できることになります。
ホームヘルパー1級の資格を取得した方は、事業所において「サービス提供責任者」として、後輩の育成指導、利用者とホームヘルパーとのコーディネーター等の業務ができるようになります。
ホームヘルパー1級資格取得については、試験がないということをご存知でしょうか？
こうしたホームヘルパー1級の資格取得対策としては、都道府県において実施される研修への参加という方法がひとつ、２つ目として民間の養成研修機関が主催している講座を受講するという方法もあります。
ホームヘルパー1級の取得を目指す方は、ニチイや三幸福祉カレッジといった、ホームヘルパー１級の講座を開講している学校の資料を請求して、自分に合った学び方を探されるのがよいと思います。
現在仕事をしていて、仕事をしながらホームヘルパー1級の資格取得を目指す方には、通信教育という方法もあり、現在の仕事をを続けながら学べるという利点があります。
学習内容は、講義・実技・実習となっています。
講義では社会福祉関連制度及びサービス・介護の方法及び技術等を学び、実技では、ケアマネジメント技術・技術指導及び介護技術向上・困難事例対応術を学ぶようになります。
実習では痴呆性高齢者等処遇困難事例対応実習・デイサービスセンター実習・チーム運営方式業務実習を学びます。
インターネット上にはホームヘルパー１級の講座を紹介しているサイトもありますから、参考になさってみてください。