- 2008-10-01 (水)
- 福祉系資格:ホームヘルパー
ホームヘルパーの資格には3級、2級、1級とあります。
3級の資格というのは、現在では仕事としてホームヘルパーをするのには、適さない状況となってきています。
家庭介護者向けで、家族の介護をするために、介護の勉強をしたいという人向けの講座といった内容です。
いいかえれば、ホームヘルパー3級は、介護の入門編であるといえます。
ホームヘルパー3級は、50時間の講習を受けると認定されます。
講習の内容は、
1.座学での講義 | 25時間 |
2.お互いを要介護者に見立てた実技講習 | 17時間 |
3.在宅サービス提供の現場を見学する実習 | 8時間 |
計50時間 |
ホームヘルパー3級は家事援助だけ行うことができて、身体介護や大きな介護サービスの仕事ができないことで実用度は低い資格となっていますす。
そういうわけで、ホームヘルパー3級の講習を実施する事業者や学校はほとんどありません。
では、どこでホームヘルパー3級の講習を受けることができあるかというと、いまは家庭で家族介護に携わる人を対象に自治体が中心になって行っているのです。
今後、高齢化が進み、一人暮らしの高齢者も増加していくことが見込まれますから、介護保険制度が安定的に運営されるように、介護サービスの質、介護職員の専門性の向上を図らなければいけない状況となっています。
そこで平成18年度より、介護職員の研修体系が見直されたのです。
これまでの「訪問介護員養成研修」に、500時間の「介護職員基礎研修」が新たに追加され、「介護員養成研修」となりました。
今後、ホームヘルパー3級課程のみを修了しているだけでは、働くことができないということに注意する必要があります。
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